【ガスを排気する訓練=名張市鴻之台1で】

 三重県名張市の名張消防署と名張近鉄ガス(本社・同市桔梗が丘1)の合同訓練が8月6日、市消防本部であり、署員と社員計約30人が参加した。ガス漏れ時の二次災害防止の手順などを確認し、連携を強化した。

 訓練は、同社がLPガスのボンベの交換作業中、ボンベを積んでいたトラックに軽自動車が衝突する事故が発生し、ボンベが周囲に散乱したと想定。駆け付けた消防署員がガス検知機を使って状況を確認したり、けが人を搬送したりした後、同社の社員と連携してマンホール内に流れ込んだガスを排出した。

 訓練後、名張消防署の藤森博之署長は「災害や事故はいつ起こるか分からない。日頃から訓練を積み重ね、万全な体制を整えていきたい」と話した。

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