【感謝状を手にする新さん(左)と村橋さん(右)。中央は藤本消防長=名張市鴻之台1で】

 三重県の名張市消防本部は6月26日、災害現場やイベントなどで使うデジタルカメラを同本部へ提供してきた同市布生の会社員、新浩さん(59)と、同本部職員に救助の場面などで役立つ小型重機の使い方を指導してきた同赤目町丈六の土木業、村橋宏治さん(36)に感謝状を贈った。

 2人はともに同市の消防団員で、新さんは国津分団の部長(元分団長)、村橋さんは赤目分団の副分団長。新さんは2010年から、水やほこりに強い全天候型のカメラを計28台寄贈してきた他、今年はコンパクトタイプのチェーンソー1台も寄贈。村橋さんは、昨年1月に同本部特命救助チームの隊員らが受講した研修会に尽力し、受講費用の一部も負担した。

 この日の式典で、2人に感謝状を手渡した藤本榮司消防長は「機材や技術など、業務推進に多大な力を頂き、お礼を申し上げる。機材は大切に扱い、引き続き市民の負託に応えていきたい」と謝意を述べた。

 新さんは「機材の更新は必要になってくるし、役立てていただいているようなので、これからも出来る限り続けたい」、村橋さんは「万一の時に備え、少しでも機械を扱える人が増えたら。これからも積極的に活動に参加し、消防本部と連携を深めていきたい」とそれぞれに思いを語った。

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