【名張署庁舎=名張市蔵持町芝出】
三重県警名張署は6月16日、名張市の60代女性が還付金を名目に現金約170万円をだまし取られる被害に遭ったと発表した。同署が特殊詐欺事件として捜査している。
発表によると、同月13日午後3時30分ごろ、女性宅の固定電話に、市役所保健課の職員を名乗る男の声で「保険の還付金があります。受け取るためにはATMを操作する必要があります」などと電話があった。女性は指示されるまま、市内のスーパーマーケットにあるATMを操作し、1回目に70万5613円、2回目に99万8613円の現金を振り込み、だまし取られた。
金融機関から女性に確認の電話があり、被害が発覚。同日中に同署が被害届を受理した。
同署によると、女性は電話の相手が名張の地理に詳しい口ぶりだったため、本当の市職員だと信用してしまったという。また、女性が振り込んだ現金の下3桁は、なぜか振り込んだ日付と同じになっていた。
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