【名張市立病院を出発するランナーたち=同市百合が丘西1で】
がん研究への募金を呼び掛けながら三重県内全29市町を巡る「生命(いのち)の駅伝」が5月30日、伊賀地域に入った。朝から名張市立病院(百合が丘西1)前で出発式があり、市民ランナーや医療従事者ら20人が「命」と書かれた黄色い旗をはためかせながら駆け出した。
生命の駅伝は31回目で、今年からNPO法人「生命の駅伝」が主催者になっている。14日に亀山市をスタートし、31日の松阪市まで、13ルート計約460キロを走り、集まった募金の全額をがん研究の支援に充てる。30日は同病院をスタートし、名張・伊賀両市役所などに立ち寄りながら、伊賀上野城(伊賀市上野丸之内)までの約20キロを走る。
同病院での出発式では、山村剛司院長代理が同法人事務局に募金箱を手渡した。同法人の上村眞由顧問(82)は「がんの医療技術はものすごく進化しているが、とにかく早期治療が大事。検診の大切さも啓発していきたい」と話した。

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