【試合終了直前に同点ゴールを決めたくノ一FW神谷(左から3人目)=鈴鹿市で】

 皇后杯全日本女子サッカー選手権大会の3回戦が12月1日、三重県鈴鹿市の三重交通Gスポーツの杜鈴鹿などで6試合あり、伊賀FCくノ一三重は同じなでしこリーグ1部のASハリマアルビオンにPK戦で競り勝った。

 前半31分に先制されたくノ一が1‐1の同点に追いついたのは後半アディショナルタイム。MF村上日奈子のクロスをFW神谷千菜が頭で合わせた。試合は前後半30分の延長でも決着せず、PK戦はAハリマの1番手が失敗したのに対し、くノ一は5人全員が確実に決めた。

 試合後、北村隆二監督は「なかなか得点できずに隙を突かれて失点してしまったのは反省点だが、最後まで諦めずにプレーした結果、次につながった。その点は選手をほめたい」と話した。

 10月に加入後、くノ一での初ゴールだったFW神谷は「チャンスが1度は来ると思っていた。ヘディングという武器を分かってくれているチームメートがいい球を出してくれた」、キャプテンのMF常田麻友は「リーグでは悔しい結果だったが、このチームで1日でも長くサッカーがしたいので、1つでも多く勝ち進みたい」と話した。

 4回戦4試合は8日にあり、くノ一は兵庫県立三木総合防災公園陸上競技場で朝日インテック・ラブリッジ名古屋(なでしこ1部)と対戦する。

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