三重県の伊賀生まれの俳人・松尾芭蕉の生誕380年を来年に控え、1月から芭蕉翁記念館(伊賀市上野丸之内)と市ミュージアム青山讃頌舎(同市別府)で記念の合同企画展が開催される。
芭蕉の俳句と、水墨画家の故穐月明さんの作品が両館で鑑賞できる展覧会で「俳句が先か、絵が先か」(同記念館)、「絵が先か、俳句が先か」(同ミュージアム)がそれぞれのタイトル。
会期中は「花を愛でる」「生き物と遊ぶ」「月を仰ぐ」「奥の細道」をテーマに、同記念館学芸員の髙井悠子さんと同ミュージアム学芸員の穐月大介さんが選んだ約45点が並ぶ。同記念館では故穐月さんの絵が、同ミュージアムでは芭蕉の資料が、それぞれパネル展示され、ギャラリートークや座談会など合同企画もある。
同記念館では1月6日から3月10日の午前8時30分から午後5時(入館同4時30分)まで。入場料は一般300円、子ども100円。
同ミュージアムでは1月13日から2月18日の午前10時から午後4時30分(入館同4時)まで。一般300円、高校生以下無料。火曜休館。
同ミュージアムの穐月さんは「絵と俳句がともに並ぶと、情景がよく浮かび、解釈も広がる。両方楽しんでもらえたら」と来場を呼び掛けている。
問い合わせは同記念館(0595・21・2219)、伊賀市文化都市協会(0595・22・0511)まで。
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