【鬼ごっこでハンターから逃げる子どもたち=名張市美旗中村で】

 三重県の名張市立北中学校(美旗中村)の運動場で12月10日、サングラスにサンタクロースの帽子を被った鬼役「ハンター」から逃げる鬼ごっこ大会が開かれた。市立美旗小学校や同中学校の児童生徒ら約70人が参加し、寒空の下、運動場を駆け回った。

 美旗まちづくり協議会児童育成部の主催。児童会から子どもたちへのアンケートで開催の要望があり、子どもたちと地域の交流を目的に、人気テレビ番組「逃走中」を模した企画を考えた。

 ハンター役は、地元の社会人バスケットボールチーム・ランポーレ三重の選手や保護者ら約20人が務めた。参加者たちは設置された段ボールやドラム缶などの障害物を駆使し、1ラウンド約20分間、ハンターから逃げ周った。半数以上捕まるとハンターの勝利となり、玉入れや大縄跳びなどのミッションをクリアすると、入れた球や縄を跳んだ回数につき、捕まった人が解放されるルールで進められた。

 陸上とサッカーで鍛えた足で最後まで逃げ切った美旗小3年の男子児童は「ハンターが速かった。疲れたけど楽しかった」と笑顔を見せた。

 同協議会児童育成部の水口薫部長は「コロナ禍で思いっきり体を動かす機会が減っていたので、盛り上がって良かった。今後も続けていければ」と話していた。

- Advertisement -