【阿山図書室が入る「あやま文化センター」=伊賀市川合】

 三重県伊賀市教育委員会は11月21日、図書館機能再編の一部先行実施として同市川合の「あやま文化センター」内にある阿山図書室の閉館時期を計画よりも2年前倒し、2024年3月末とする方針を説明した。来月の市議会本会議に条例改正案を提出する。

 市によると、地域の新たな集客拠点創出として、同センターと隣接する「道の駅あやま」や他の周辺公共施設敷地を一体的な活用を目指し、エリアマネジメント事業者を公募型プロポーザルで実施。審査結果の公表は24年1月下旬を予定している。

 利用者への対応では、返却用ブックポストを阿山支所(馬場)に移設し、予約図書は上野図書館から公用車で同支所に週1回配送し、貸し出す。また、阿山地域限定で移動図書館事業を計画よりも1年早めて25年4月に運用を開始する計画。

 旧市役所を改修した新図書館の一部は26年4月にオープンの予定。機能再編では5か所の分館図書室を2か所に集約し、南部の青山図書館は昨年3月に開所。北部のいがまち図書室は、JR関西線新堂駅前に工作機器メーカー「DMG森精機」(本社・東京)が整備した複合施設に入居し、今月6日から同社と市が共同で運営している。

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