【話し合う参加者】

 三重県名張市元町のコワーキング施設「FLAT BASE(フラットベース)」を拠点に毎月1回開かれている「なばり、えぇやん ワクワク会議」。「100年後も名張に住む人が『なばり、えぇやん』と思える」まちづくりの実現を目指している。

 同会議はまちづくりに取り組む一般社団法人「つなぐ」を設立した名張市梅が丘南の自営業、野山直人さん(39)が代表を務め、今年2月に発足した。

 会議は6回を1クールとし、チームに分かれた参加者がテーマに沿ったアイデアを出し合い、何をするかをプレゼンで決める。8月に終了した第1クールでは「こんな名張になったらいいよね」をテーマに、10代から60代まで、のべ146人が参加。史跡などを取り入れた「すごろく」の作成やカフェ開設の企画が採用された。

 毎回、20人程度の参加があり、9月下旬にあった第2クールの初回会議では、「個人のやりたいことを形にする」をテーマに参加者らが話し合った。今後、5回の会議で計画を実行するという。

 会議は月末の不定日で、時間は午後3時から約2時間。その後、懇親会を開き、交流を深めているそうだ。

 「世代、立場は関係なく、フラットに話し合える会議を目指している」と野山さん。「地域、場所、世代を超え、目的を共有することによって起こる化学反応に期待している」と話す。

 同会議では参加者を募集しており、日程は決まり次第、インスタグラム(@flatbase_)で発信している。

2023年10月28日付854号11面から

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