【キャンドルを手に壇上に並ぶ看護学生たち=伊賀市上之庄で】

 三重県伊賀市上野桑町の岡波看護専門学校は10月20日、今年4月に入学した看護学生の1年生23人が、本格的な病院実習に臨む前に決意を新たにする継灯式を、伊賀市上之庄の岡波総合病院で開いた。

 2020年まではナースキャップを受け取る戴帽式として実施していたが、衛生面などを理由に医療現場でナースキャップの廃止が進んでいることから、今年から継灯式と改めた。

 式辞では湯村美雪学校長が「実習を重ねるたびに看護学生としての課題が見える。その課題を一つひとつ振り返り、前に進んでいってほしい」と激励。上級生らが見守る中、1年生はナイチンゲールの看護の精神を継承する意味を込めたキャンドルを手にし、今後の目標を壇上で一人ひとり語った。

 式典の後、名張市在住の松生遥菜さん(19)は「患者さまの気持ちをしっかりと受け止め理解し、患者さまのことを第一に考える看護師になりたい」と話した。

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