【2013年のイベントの際に制作したモザイクアートの前で、協力を呼び掛ける数本さん(左)と松本さん=名張市鴻之台1で】

 来年3月に市制施行70周年を迎える三重県名張市で、記念モザイクアートの制作が10月にスタートする。市民有志による実行委員会が、今後市内で開かれる行事などで約3000人分の笑顔の写真を撮影する予定で、協力を呼び掛けている。完成した作品は3月23日の記念式典でお披露目する。

 実行委員長で経営コンサルタントの数本優さん(39)と、副委員長で市職員の松本雅俊さん(44)が9月29日、市役所で取り組みの概要を説明した。

 実行委によると、隠街道市(10月8日)や名張学園祭(11月23日)などの会場で撮影への協力を呼び掛け、来年2月中旬までに予定枚数をそろえる計画。会場での撮影以外にも、インターネットを通じて投稿ができるよう準備を進めている。写真のプリント代などに充てるため各会場に募金箱を設置し、実行委メンバーも更に募っていくという。

 同市では、2013年に開かれたご当地グルメイベントの際、3000人分の顔写真を組み合わせて作った縦約2・6メートル、横約4・5メートルのモザイクアートを会場に設置。自分の顔や知り合いの顔を探すなど、多くの人が集まった。

 問い合わせは松本さん(090・8549・4705)へ。

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