【開花したヒガンバナ=名張市黒田で(2023年9月21日午後1時30分撮影)】

 三重県名張市黒田の土手や田んぼのあぜ道で、今年もヒガンバナが咲き始めた。全国的に長引く暑さが影響してか、開花は例年より遅めだという。

 ヒガンバナは多年草で、秋の彼岸の時期に咲く花として知られる。50センチほどの高さに成長した茎の先に、反り返るような深紅の花を咲かせる。同市黒田では土手に約100メートルに渡って群生しており、写真愛好家らが毎年訪れている。

 近くに住む陶芸家の角谷英明さん(78)は「奇麗に咲かせるには草を刈るタイミングが大事で、近隣住民の苦労がある。暑いと咲くのが遅くなるので、見頃は9月の終わりごろになりそう」と話していた。

※ヒガンバナの写真撮影と角谷さんへの取材は、9月20、21日に株式会社ユーで職場体験学習に取り組んだ市立桔梗が丘中3年の藤田浅斗さんと藤永神那さんが担当しました。

- Advertisement -