【過去の伊賀焼陶器まつりの様子(提供写真)】

 伊賀焼窯元の蔵出し市として知られる恒例の「伊賀焼陶器まつり」が、9月22から24日まで、三重県伊賀市川合の阿山B&G海洋センター屋内ゲートボール場で開かれる。今年は市内の30代から70代の窯元28組が大小計約3万点を出品する予定。

 伊賀焼振興協同組合によると、同まつりは1978年に「伊賀青年陶器研究会」が丸柱地区で開催したのが始まりで、多い年は3日間で約3万人が来場。新型コロナの影響で2020年は開催できず、翌21年は初めてオンライン販売イベントを開催したが、「楽しみにしている人たちに伊賀焼を直接届けたい」と、昨年は3年ぶりに対面販売形式で実施した。

 時間は午前9時から午後5時(24日は同4時)まで。会場では各窯元がブースを設けて展示販売する他、気に入った作家の器でお茶をたてる茶席(有料、各日人数限定)も設けられる。実行委員長を務める卓巳陶房の森里巧さん(74)は「窯元の自信作を格安で販売するので、お気に入りを手に入れてもらえたら」と来場を呼び掛けていた。

 問い合わせは、同まつり実行委員会事務局(0595・44・1701=伊賀焼伝統産業会館内、月曜休館)まで。

2023年9月9日付851号18面から

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