【ポスターを手に来場を呼び掛ける関係者=名張市役所で】

 昔からの街並みが残る三重県名張市の旧市街地の活性化を目指す「第16回隠(なばり)街道市」が10月8日午前9時30分から午後3時30分まで、イオン名張店(元町)駐車場など旧市街地一帯で開かれる。雨天決行。

 名張地区まちづくり協議会の主催。今年は同市で生まれた探偵小説家・江戸川乱歩の作家デビュー100年の節目を記念し、ツアーや講演会などの催しを盛り込んだ。

 午前10時からは「まちなか放浪ツアー」と題して、はなびし庵(中町)で影絵劇「乱歩誕生」を観たり、生誕地碑広場(新町)や清風亭(鍛冶町)などゆかりのスポットを巡るイベントがある。定員40人、予約先着順で、同協議会事務局(0595・64・2605=名張市民センター内)で予約を受け付けている。

 宇流冨志禰神社(平尾)では午後1時30分から、乱歩研究家として知られる同市の中相作さんが講演する。旧細川邸やなせ宿(新町)では、乱歩を題材にした絵の展示がある他、この日限定で乱歩にちなんだラーメンが登場する。

 この他、上本町付近には移動動物園が登場し、ウサギやカメなどの動物と触れ合うことができる。キッチンカーなど約40の出店や、ミニSLの乗車体験なども予定されている。

 問い合わせは同センター(0595・64・2605)へ。

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