【大会での健闘を誓う安里さん(左)と平野さん=伊賀市服部町で】

 6月10日から東京都で開かれる「第77回全日本体操種目別選手権」に、「相好体操クラブ」所属で三重県伊賀市在住の安里圭亮さん(29)と平野竣介さん(27)が出場する。

 同クラブ伊賀教室(同市服部町)でコーチを務める2人は、子どもたちへの指導と並行し、競技の練習に取り組んでいる。教室には年少児から中学3年生までの約350人が所属。体づくりのサポートや体操の楽しさを伝えるため、マットや跳び箱、鉄棒を教えている。

 体操の全6種目別に日本一を決める同選手権では、全国から各24人が出場予定。今年9月から始まる世界選手権の代表選考会も兼ねている。

 沖縄県出身の安里さんは、得意の跳馬で全日本個人総合や全日本シニア大会で結果を残し、国内上位の成績をキープしてきた。昨年の全日本種目別では初優勝を飾り、「今大会でも優勝して2連覇を目指す」と意気込んでいる。

 京都府出身の平野さんは、今年4月の全日本個人総合で上位に入り、出場権を得た。出場種目のつり輪では、減点対象になる姿勢の崩れに注意しながら練習に励んできたそうで、「大会では力強さと美しさを見せたい」と活躍を誓った。

2023年6月10日付845号4面から

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