副署長 中川秀利
「110番」の適切な利用についてお話させて頂きます。
ご存じの通り、110番は事件や事故に遭われた時、いち早く警察に通報して頂くための緊急通報ダイヤルです。
県内のどこからでも津市の110番センターにつながります。そこで、警察官が「事件ですか、事故ですか」と伺いますので、何があったのか慌てずにお話しください。
続いて、場所や状況を質問します。場所が説明できない場合に備え、携帯電話であれば、位置情報をオンにしておくと、110番センターで確認できるので有効です。
スマートフォンの場合は、カメラ機能を用いて現場の状況を撮影し、画像などを送信できる「110番映像通報システム」が利用できます。110番センターから画像などの提供を依頼することがありますので、ご協力をお願いします。
三重県警察が昨年1年間に受理した110番通報は約10万1000件で、前年から1万件以上増加しました。実は、過去20年もの間、外出自粛などの影響と推察される2020年の減少を除き、年間約9万から11万件で推移しています。
これは、携帯電話が世代を問わず普及したことと、相談や要望など、警察官の緊急の対応を要しないこともひとまず警察に通報しておこうとする時流によるとみられます。つまりは「110番」が皆さんの警察に対する信頼のつなぎ目としての役割を果たしている証であると思われます。
しかしながら、本来「110番」は時間を争う緊急時のための専用ダイヤルです。落とし物や運転免許の手続きの問い合わせ、相談などについては警察署、または警察安全相談電話「#9110」にお掛けください。110番の適切な利用にご理解とご協力をお願いします。
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