【YMクラブのメンバー】

 三重県名張市の絵画グループ「YMクラブ」のメンバーそれぞれが、海外の名作から自分の好きな物語を基に自由に発想を膨らませて描いた特別展「童話の世界自由展」が、6月8日から11日まで同市元町のリバーナホール(イオン名張店3階)で開かれる。入場無料。

 同グループは1983年に設立し、名張市民センター(名張市上八町)を拠点に活動。現在は主に市内在住の50代から80代のメンバー16人が月1回、月ごとのテーマで創作に励んでいる。普段は年に数回、市立図書館などを会場に自由テーマで作品展を開き、コロナ禍以前はスケッチ会もあったという。

 今回は「自分なりに考えている童話の世界を表現してみよう」という会員の提案を基に、テーマを統一。題材は「鶴の恩返し」など日本の昔話の他、「ジャックと豆の木」「人魚姫」などもあり、メンバーの一人は「見てもらった人が自分なりに、夢の世界に入り込んで頂けたら幸い」と話す。

 画材は油彩、水彩、アクリルとさまざまで、サイズはF4号からF30前後まで1人3点ずつ展示予定。菊澤正始会長は「童話の世界観を描くのは初の試み。現実と空想を行き来し、どこか郷愁を誘うような雰囲気も味わって頂ければ」と来場を呼び掛けた。

 時間は午前10時(初日は正午)から午後5時(最終日は同4時)まで。

 問い合わせは菊澤会長(090・7674・1566)へ。

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