【名張産業振興センターアスピアであった寄贈式=名張市南町で】

 三重県名張市と関わりの深い「能」の魅力を伝える動画を事業の一環で制作した同市の社会奉仕団体、名張中央ロータリークラブ(RC、生田亮司会長)が5月24日、お披露目を兼ねて視聴のためのQRコードが入った額を市と市教育委員会に寄贈した。

 同市は能の大成者・観阿弥が創座したと伝わる地。魅力を市内外に発信し、能楽の更なる振興につなげようと、子どもの教育や生涯学習の教材として使える動画を制作するプロジェクトを同RCが企画し、市民団体「能を考える会」や能楽師の団体、地元企業などと協力して昨年7月から制作を進めてきた。

 動画のタイトルは「名張が生んだ『世界最古』の芸能」。能の歴史や関連する市内の名所、文化財、市民団体の活動などを紹介する7分20秒の内容で、同RCのユーチューブチャンネルで公開されている。撮影にドローン(小型無人機)を活用した他、動画の中で登場するイラストは市立桔梗が丘中学校の美術部員が手掛けた。

 この日、名張産業振興センターアスピア(南町)であった同RCの例会で、北川裕之市長や西山嘉一教育長らを前に動画が披露された。北川市長は「素晴らしい作品。しっかり活用させて頂きたい」、西山教育長は「なばり学の補助教材として活用させて頂きたい」と述べた。

 動画のURLは(https://youtu.be/IaBJTWZitFE)。

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