【川上ダム防災連絡会に出席した委員ら=伊賀市阿保で】

 三重県伊賀市の川上ダム総合管理所で4月24日、出水期を前にダムや河川管理者を始め地元行政、消防、警察など10の関係機関で組織する防災連絡会が設立された。初総会ではダム防災操作の情報連絡体制や連携強化について確認した。

 木津川支流の前深瀬川に洪水調整と流水の正常な機能維持、水道用水の確保を目的に建設され、今年4月に管理を開始した同ダムは総貯水容量が3100万立方メートル。うち洪水調整容量は約半分の1440万立方メートルを占め、木津川流域では6つ目のダムになる。

 総会では、同ダム防災連絡会の役員として会長に岡本栄市長、副会長に松並孝明・県伊賀建設事務所長を選出。川上ダム管理所の大高英澄所長が、平常時や洪水時のダム操作の他、放流開始の警報などについて説明した。

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