【前半38分に先制点を決めたくノ一MF小林(中央)=伊賀市で】

 女子サッカー・なでしこリーグ1部の伊賀FCくノ一三重は4月16日、伊賀市小田町の上野運動公園競技場でバニーズ群馬FCホワイトスターと対戦し、1-1で引き分けた。5節終了時の戦績は3勝1分1敗で、順位は12チーム中3位。

 くノ一は前半38分、相手のクリアミスを突いたMF小林綺那が中央を突破し、先制ゴールを決めた。リードして迎えた後半は両サイドから攻め込んで追加点を狙ったが、クロスボールやシュートの精度を欠いた。

 同点に追いつかれたのは同20分、GK後藤優香が止めたシュートのこぼれ球を混戦から押し込まれた。開幕から4戦4得点でリーグトップタイのFW小川志保とFW平田ひなのがそろって先発したが、この日はノーゴールに終わった。

 試合後、北村隆二監督は「試合の入りは悪くなかった。攻め込まれたところでうまく修正できなかった。非常に悔しい。勝ち点2を落としてしまった」と話した。キャプテンのDF秦美結は「崩した後の精度を高めないといけない。こぼれ球の奪い合いでも優位に立てなかった」と振り返った。

 くノ一は次節の22日、静岡県の磐田スポーツ交流の里ゆめりあサッカー場で静岡SSUボニータと対戦する。

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