【「つつじの丘」の施設外観＝山添村大西で】
名阪国道山添インターから程近い奈良県山添村大西にこのほど、ショートステイとデイサービスを備えた特別養護老人ホーム「つつじの丘」（50床）が完成した。3月16日には地元関係者ら約40人を招いて竣工式があり、4月1日に開所を迎えた。
同ホームは、奈良県の整備計画を基に、奈良市で障害者支援施設「大和高原太陽の家」や高齢者総合福祉施設「都祁すずらん苑」などを運営する社会福祉法人大和会（新谷紘一理事長）が同村からの要望を受け、開設準備を進めてきた。
施設は鉄筋コンクリート造3階建てで、延べ床面積は3654平方メートル。1階にはデイルームや地域交流スペース、2階には居室40床（4ユニット、個室ユニット型）を備え、3階にも居室10床とショートステイ用10床がある。3階の屋上庭園からは伊賀市方面が一望できる。
竣工式で、中西幸有里施設長は「コロナ禍の大変な時期に完成して頂いたこの施設に、次は私たちが息吹を吹き込んでいく番。これまで継承してきた思いや培ってきた技術を新しいメンバーとともに紡いでいきたい。利用者さまやご家族には『利用して良かった』、地域の皆さまには『ここに建ててもらって良かった』と思って頂けるよう、そして私たち職員も『ここで働けて良かった』と思える施設を目指していきたい」とあいさつした。
2023年4月8日付841号4面から
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