3月の桃の節句を前に、伊賀上野城(三重県伊賀市上野丸之内)の天守閣1階で「夫婦びな展」が開かれている。鮮やかな衣装をまとう男女一対のひな人形が、ひと足先に春の訪れを告げている。3月3日まで。
天守閣を管理する伊賀文化産業協会の主催。2012年に閉店した市内の人形店から、「多くの人の目に触れてもらいたい」と、12組の夫婦びなが寄贈されたのを機に、翌年から毎年開催している。
展示されている7組の人形は、着物やびょうぶの柄がそれぞれ異なり、立ち姿や三人官女付きなどもある。
同協会の福田和幸専務理事(74)は「よく見ると表情も一つひとつが違う。個性豊かなひな人形を楽しんで」と来場を呼び掛けた。
登閣料が必要で、高校生以上600円、小中学生が300円。
問い合わせは同協会(0595・21・3148)まで。
2023年1月28日付836号3面から
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