三重県伊賀市消防本部が2022年の火災状況などをまとめた。市内では昨年1年間に計69件発生し、前年比では6件減少した。

 火災の種別では建物が25件(前年比1件増)、林野4件(1件減)、車両8件(増減なし)、その他32件(6件減)だった。建物火災では住宅が10件、工場などの事業所12件、農作業小屋3件で、出火元が全焼したケースは5件あった。

 出火原因では、住宅火災が「電気機器、電気配線」、「たばこ」「ストーブ」などで発生。火災による負傷者は軽度のやけどが7人、けが1人の計8人で、死者はいなかった。

 同消防本部では、「例年空気が乾燥する1月から3月にかけて、枯れ草焼却が原因の火災が多く発生しています。火の取り扱いには十分注意してください」と呼び掛けている。

2023年1月28日付836号22面から

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