ひとり親世帯や75歳以上の単身入居者、DV被害者ら特別な事情がある人の入居手続きで、三重県伊賀市が連帯保証人を免除できる規定などを設けた改正市営住宅管理条例を1月に施行した。認知症などで収入の申告が困難な人の使用料を決定する場合、近傍同種の住宅家賃以下の金額に設定できる規定も加えた。

 市住宅課によると、県が昨年4月に県営住宅条例を改正したのを受け、入居要件を同様に見直した。市が管理する市営住宅の数は2022年3月末現在で計1580戸。従来の条例では特別な事情のある人のケースでも、入居者と同程度の収入がある連帯保証人1人を求めていた。

 名張市では約2年前に連帯保証人を免除できるよう条例を改正している。

2023年1月14日付835号23面から

- Advertisement -