【意気込む山田君(左)と的場君=松阪市で】

 1月4日に東京体育館で開幕する「全日本バレーボール高校選手権大会(春高バレー)」男子に、三重県からは松阪市の県立松阪工業高が出場する。8年連続40回目の出場を控え、名張市在住で3年の山田敬太君(18)=北中出身=と2年の的場広起君(16)=赤目中出身=も上位を目指して奮い立つ。

 山田君はジャンプ力に自信を持つアタッカー。的場君は2年生ながらリベロとしてレギュラーに定着している。

 2人とも小学生のころに競技を始め、中学時代は名張市内を拠点とするクラブチーム「グラウィス」でも活動した。同高へは片道1時間以上かけて電車で通学し、時間がある時には同チームの練習にも参加しているという。

 大会に向け、山田君は「3年間の集大成。勝ちにこだわって、最後まで楽しみたい」、的場君は「試合中の声出しを特に意識している。練習の成果を発揮したい」と意気込む。橋本雅司監督は「今年は平均身長185センチと背の高い子が多く、攻撃型のチーム。2人ともチームに貢献してくれている。大会ではベスト8を目指したい」と話した。

 初戦は4日で、東洋(東京都)との対戦が決まっている。

2022年12月24日付833号17面から

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