三重県名張市西原町の広島工務店が11月に開いたイベント「ガラクタ市」での募金(4万6204円)を、同市新町のやなせ宿で月1回開いている「なばりこども食堂」に寄付した。
現場で出た端材などを再利用してもらいたいと始まったガラクタ市はコロナ禍で中断していたものの、4年ぶりに開催。イベント当日の5日は、ライブやハンドメイド市、ワークショップなどもあり、約400人の来場者があったそう。
会場には材木、タイルやフェンスの切れ端、解体時の窓など関係業者に協力してもらった“ガラクタ”を「好きなだけ持って帰ってください」の貼り紙と、「気持ちだけ」と添付した募金箱を設置、予想を上回る金額が集まったという。
17日にはなばりこども食堂の取り組みに共感していた同工務店の廣島孝夫社長が、食堂を運営する団体の水口薫代表に募金を手渡しした。
「クリスマスや年末もあるので、子どもたちのお菓子代などにできたら」と水口代表。廣島社長は、「皆喜んで持って帰ってくれ、当社としてもSDGsに取り組めた。子どもたちも笑顔にできるなら募金型を続けて行きたい」とニッコリ。
2022年12月10日付833号13面から
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