【ガイドの様子】
三重県伊賀市の伊賀上野地区で観光案内をする「いがうえの語り部の会」が、2023年1月から3月まで計5回開講する「いがうえのボランティアガイド養成講座」の受講生を募集している。
対象は原則として伊賀地域に在住または在勤し、ボランティアガイドとして活動できる人。同会会員や芭蕉翁記念館の学芸員らが講師で、語り部の概要などの座学と伊賀上野城や街中散策などの実地研修がある。4回以上受講すると「いがうえの語り部ガイド養成講座」の修了証を授与する。
日程はいずれも土曜日で1月14、21日、2月4、18日、3月4日。会場は伊賀市上野丸之内のハイトピア伊賀で、時間は午前9時30分から正午まで。受講料は1人1500円。
希望者は同会ホームページ（https://www.igaueno.net/?p=5837）や伊賀上野観光協会、地区市民センターにある専用用紙に必要事項を記入し、「〒518－0873 伊賀市上野丸之内122の4 伊賀上野観光協会」宛て12月23日必着で郵送、またはファクス（0595・26・7799）する。
1994年に発足した語り部の会には、現在20代から80代までの46人が登録。団体やグループ、個人からの申し込みに対して案内者を決め、上野城や芭蕉・忍者の文化財などの観光スポットを2、3時間程度で案内している。昨年度は60件、約1000人を案内した。月1回は有志が集まり、観光客に自ら声を掛けてガイドする「自主案内」を実施し、ベテランガイドの話し方や接客の仕方を学んでいる。
ガイド歴4年の川口和孝さん（71）は「地域に貢献したいと思い応募した。会員は基礎研修後、それぞれ工夫した説明資料を作るなどしている」と話す。
同会の田畑寛一会長（74）は「観光客も戻りつつあり、ぜひ多くの方の応募を」と呼び掛けている。
問い合わせは同会の炊さん（090・9264・1360）へ。
2022年11月19日付832号11面から
