【ふるさと納税のPRで市役所前の広場に登場した伊賀牛=名張市鴻之台1で】
三重県名張市は「いい肉の日」の11月29日から、伊賀地域のブランド牛「伊賀牛」1頭分の肉をふるさと納税の返礼品に追加する。寄付額1100万円で、希少部位を含む計約260キロの肉が受け取れる。
市総合企画政策室によると、寄付額1100万円は同市のふるさと納税の返礼品約380種類の中で最高額となる。市内70事業者が加盟する市物産振興会から、高額の品を打ち出すことで伊賀牛のPRにつながると提案があり、追加を決めた。
提供するのは「精肉のオクダ」(鴻之台2)で、育てるのはグループ会社の「奥田ゴールドファーム」(東町)。同社によると、地元産の米や酒粕を混ぜた飼料を与え、風通しの良い立地の牛舎で床を清潔に保ちながら牛にストレスを感じさせないように育てており、これらが柔らかい肉質につながるという。
肉は、最高級部位のシャトーブリアンを始め、タン、ミスジ、サーロインなど35種類をステーキや焼き肉用といった用途別にカットし冷凍。1頭分をまとめて受け取るか、申し込みから1年以内に最大12分割して受け取るかを選択できる。分割の場合は、同じ個体の牛にはならない。
28日には市役所(鴻之台1)前の広場で同市のふるさと納税のPR行事があり、伊賀牛も登場。北川裕之市長は「大変豪華な返礼品。伊賀牛に興味を持って頂き、おいしさを堪能頂きたい」と話した。
申し込みは「ふるさとチョイス」など7つのふるさと納税サイトの他、市のホームページから。
問い合わせは同室(0595・63・7389)まで。

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