三重県の伊賀市地域公共交通活性化再生協議会は11月18日、いがまち地区(旧伊賀町)と大山田地区(旧大山田村)で運行するコミュニティバス「行政サービス巡回車」の路線一部にフリー乗降制度を導入することで了承した。来年2月に運用開始の予定。

 同制度は停留所以外の場所でも自由に乗り降りでき、同市では2018年2月から阿山地区(旧阿山町)で運行するコミバス2路線で初めて導入した。いがまち、大山田両地区のコミバスとも3路線あり、全てでフリー乗降区間を設ける。

 両地区のコミバスは各路線の発着場所が市役所支所や駅などで、平日のみ1日3便から7便運行している。1乗車あたりの運賃は中学生以上200円、小学生100円。19年度の平均乗車人数は、1便あたりでいがまち地区が1・5人、大山田地区が1・2人。市交通政策課によると、運行の時刻、便数、運賃に変更はないという。

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