児童たちにバスの乗車マナーや運賃の払い方について知ってもらおうと、三重県名張市蔵持町原出の蔵持小学校で10月25日、「バスの乗り方教室」が開かれた。同小の2年生25人が参加し、ICカードなどを使った乗車体験をした。
市や三重交通、緑が丘コミュニティバス運営協議会など5団体の共催。日常的にバスに乗る機会が少ない児童たちが、バスに親しみを持ち、積極的に利用してもらおうと毎年企画している。今年は新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催となった。
この日、児童たちは教室で乗車マナーについての講義を受けた後、体育館前のバスに集まり、整理券の取り方や乗降の仕方など講義内容をクイズ形式で確認。体験の担当者が「最大で80人くらい乗れる」と説明すると、「ええー」「すごい」などと驚きの声が上がった。
現金やICカードを使って乗り方を学んだ後、児童らを乗せたバスは三重交通伊賀営業所(同市西田原)へ向かい、整備工場の見学や乗車したまま専用の大型洗車機を通るなどした。
担当者は「若い人を中心にバスの利用者は年々減っている。学んだことを生かしてたくさん乗ってほしい」と話していた。
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