伊賀上野の城下町探訪を楽しむイベントが10月8日から10日の3日間、三重県伊賀市の中心市街地一帯で開かれる。昼間は忍者、夜間は歴史的建物などのライトアップが中心で、参加20店舗の食べ歩きイベント「城下町バル」も実施する。
この「伊賀上野灯りと忍びの城下町」と名付けたイベントは今年で3回目。伊賀上野NINJAフェスタ実行委員会など地元の商工団体や自治会などで構成する3団体が合同で開催する。昨年は新型コロナの影響で中止になった。
夜間の「灯りNIGHTイベント」は初日の8日と9日で、時間は日没から午後8時まで。史跡芭蕉翁生家(上野赤坂町)の拝観が無料になり、竹灯りやあんどん、和傘でのライトアップなどが城下町全体の通りを飾る。
オープニングセレモニーの点灯式は上野東町の上野天神宮で同6時開始。同5時30分と6時30分から地元ビッグバンドの演奏がある。動画と写真スライドショーによる「伊賀の歴史上映会」の会場は8日が上野天神宮駐車場、9日が中町だんじり蔵(上野中町)。
昼間の「忍びDAYイベント」は9日と10日で、午前10時から午後4時まで。主会場は伊賀鉄道上野市駅前の駅前多目的広場(上野丸之内)。特設ステージでは伊賀地域の9団体が、ダンスや忍者ショーを披露する。
初の「伊賀流手裏剣打ちジュニア選手権」も同会場で実施。対象は4歳以上小学6年生以下で、時間は両日とも午前11時から午後3時。幼児と小学低学年、小学高学年の3部門があり、参加無料。先着200人(各日1人1回のみ)。部門上位3人には手裏剣メダルを贈る。
特別メニューが提供される「城下町バル」は、5枚つづりのチケットが税込み3500円で販売。使用期間は8日と9日の2日間限りだが、残ったチケットも10日から16日の1週間、金券として対象店舗で使える。
開催期間中の問い合わせは市観光戦略課(090・7602・9100)、上野商工会議所(080・9493・1519)へ。
2022年10月8日付829号22面から