【大会に向け練習に取り組むマスターズ日本代表選手たち=名張市百合が丘西5で】

 10月19日に東京都で開幕する「WMHマスターズホッケーワールドカップ」(日本ホッケー協会主催)を前に、日本代表チームが三重県名張市百合が丘西5の「はなの里スタジアム(名張市民ホッケー場)」で9月30日から3日間、最終強化合宿を実施している。中日の10月1日には市が歓迎式典を開き、選手を激励した。

 マスターズワールドカップは2年に1回開かれる60歳以上の男子選手が出場する国際大会で、5歳刻みの区分で国別対抗戦を繰り広げる。今大会は、12か国から27チームが参加予定という。

 日本代表チームは6月に滋賀県、7月に広島県で強化合宿を実施。今回、「アクセスしやすく、施設が整っている」として、大会前最後の合宿地に名張市を選んだ。参加者は6チーム計約120人。地元高校のホッケー部とも交流した。

 式典のオープニングでは、「百合が丘こども和太鼓隊『結』」が演奏で選手を激励。式典のあいさつで北川裕之市長は「国体の開催はかなわなかったが、『ホッケーのまちなばり』として、ホッケーを愛する全国の方に施設を活用頂けるようにしていきたい」と述べ、選手らに同市の特産品や観光名所なども紹介した。

 日本ホッケー協会マスターズ部会の関谷淳一会長は「自然環境、文化、歴史遺産の豊富な名張で仕上げの合宿ができることを感謝したい。大会では、少しでも良い成績を残せるよう頑張りたい」と述べた。

式典後の記念撮影で集まった強化合宿参加者ら=同
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