【トロフィーを手にする森本さん(本人提供)】

 三重県名張市朝日町の自営業、森本功太さん(30)が、8月に津市で開かれた「第52回三重県男子ボディビル選手権大会」(県ボディビル・フィットネス連盟主催)の一般部門で初優勝した。

 森本さんは子どものころから空手やテニス、ハンドボールに打ち込み、社会人になってからは大阪の整骨院で院長を務めた。ダイエットを考えていた24歳の時、来院者の勧めで近くにあったボディビルジムに足を運ぶようになり、競技の世界に入っていった。

 ボディビルは、規定ポーズとフリーポーズで他の参加者と筋肉の大きさやバランスなど競い合う。森本さんは、本格的に体づくりを始めた1年後には、大阪大会の新人部門で優勝するまでの筋肉量になった。

 地元に戻り、2019年に同市夏見で整骨院兼ジム「FITNESS GYM SWAG×ごりら整骨院整体院」を開業。毎日の仕事の後、曜日ごとに決めたトレーニングをこなし、肉体に磨きをかけてきた。

 県大会出場は4位だった昨年に続く2回目で、今回は筋肉を2キロ増量して挑戦。決勝では、審査員7人の満場一致で優勝を勝ち取った。

 県大会優勝で、来年の東海、全国大会への切符も手にした森本さん。「優勝できて、ほっとした。減量は大変だが、続ければ年齢に関係なく身体が変わり、喜びを感じられる。ボディビルの魅力を、もっと多くの人に伝えたい」と話した。

2022年9月10日付827号24面から

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