【全国大会に挑む(右から)今村さん、森田さん、芝田さん=名張市桔梗が丘5で】

 クラブチーム日本一を決める「第41回全日本クラブ卓球選手権大会」(日本卓球協会主催)が9月22から25日まで金沢市の「いしかわ総合スポーツセンター」で開かれる。同大会の「男子65歳以上」の部に、三重県代表として「名張シビック」チームが出場する。

 出場するメンバーは森岡秀之さん(67)、北井春雄さん(68)、森田克弘さん(66)、今村幸雄さん(72)の4選手と監督兼選手の芝田和仁さん(68)の5人。

 同大会には各県代表の約50チームが出場。男女それぞれ「一般」「30歳以上」「50歳以上」「65歳以上」「小・中学生」の部に分かれ、予選はリーグ戦、決勝はトーナメント方式で戦う。いずれもシングルス4試合、ダブルス1試合の団体戦で先に3勝した方が勝ち残る。

 「名張シビック」は、全日本女子シングルスで通算100勝を記録し、2010年には世界卓球殿堂入りを果たした伊藤和子さん(87)が立ち上げた伝統のあるチームで、同大会への出場は今回が2回目。「相手は強豪チームばかりだが、予選を1位で通過して決勝に出場したい」と5人は意気込む。

 最年長の今村さんは、チーム唯一のカットマン。「硬式卓球」と「ラージボール卓球」の“二刀流”選手として年間約50大会に出場。シニアの部で優勝経験も多く、今回のメンバーの中心的存在だ。

 今村さんは「歴史のある名張シビックの一員として全日本に出場できるのは大きな喜び。県代表に恥じない戦いをしたい」と語る。芝田さんは「健康スポーツとして、卓球人気は高まっている。大会にはシニアを代表する最強の布陣で臨むため、上位に食い込みたい」と話している。

2022年8月27日付826号22面から

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