【練習に励む髙島君(提供写真)】

 今年の全国高校総合体育大会(インターハイ)「躍動の青い力 四国総体2022」が8月23日まで開かれている。この大舞台に臨む三重県の伊賀地域各校の選手、伊賀地域ゆかりの選手たちに意気込みを語ってもらった。

先輩たちの姿追う ヨット 髙島君

 津工業高校(津市半田)ヨット部からは、伊賀市桐ケ丘5丁目の髙島楓真君(2年)がインターハイに挑む。

 中学は剣道部で腕を磨いた。高校では弓道部に入る予定だったが、友人に頼まれて見学に行ったヨット部で、先輩たちの姿に心を奪われ入部したという。

 実は泳げないという髙島君。両親も入部を驚くと同時に心配したそうだが、「横転してもヨットから離れなければ大丈夫」と先輩の言葉を信じ、津市内のヨットハーバーを拠点に練習に励んでいる。

 風待ちの待機中に船酔いすることもあったが、風と波、潮の流れを読むことを身につけた。全身を使い操るヨット競技では、体重が生かせる強風時が良い成績が出せるそうだ。

 髙島君が出場するのは1人乗りのレーザーラジアル級。5月末の県総体で2位、6月の東海総体は3位となり、出場を決めた。インターハイでは「いい結果を残したい」と目を輝かせている。

 ヨット競技は和歌山市の和歌山セーリングセンターで8月13日から16日まで。

2022年7月30日付824号1、18面から

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