【デニム素材をリメイクした作品を披露する石橋さん=名張市南町で】

よみがえるデニム

 デニムリメイクのハンドメイド作家として活動を始めて9年になる、三重県伊賀市高畑の石橋珠希さん。7月31日には自身が主催する2回目のマルシェを開く予定だ。

 石橋さんの作品は、デニムと紡いだ糸「ヤーン」を合体させ、ポケット部分もデザインの一部とするオリジナルバッグが主流。はけなくなったお気に入りのジーンズを処分するに忍びなく、再利用してバッグを作ったのが始まりだ。ミシンを使い、思うままに縫い合わせると「意外にあっさりできた」そう。以来、妹や友人に頼まれ、ヘアゴムなどの小物も作るようになった。

 編み物も含め、全くの独学で仕上げる作品は、自身のインスタグラム(@ma_made_nt)で発信。瞬く間に全国にファンができ、素材となるデニムを送ってくれたりしたという。5年前には、松阪市でのイベントに初出展。初めて経験する対面販売は楽しく、それを機に県内外へ毎週のように出展を繰り返した。

7月31日にイベント

 出展するだけでなく自身が企画したイベントを開きたいと、昨年末に青山ホール(伊賀市阿保)で「glow marche(グロウマルシェ)」を初主催。好評だったことから、7月31日に伊賀鉄道上野市駅前多目的広場(同市上野丸之内)で2回目を開くことにしたという。

 当日は市内外のハンドメイド作家による作品販売やワークショップの他、キッチンカーも並ぶ。午前10時30分から午後4時まで。

 「これからは活動範囲を更に広げたい。もちろん地元の作家ともつながっていきたい」と石橋さん。「大人から子どもまで楽しんでもらえるので、ぜひ遊びに来て」と来場を呼び掛けている。

 問い合わせは石橋さん(080・3673・7112)へ。

2022年7月30日付824号2面から

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