【銅メダルを獲得し喜ぶ細川さん(左)と小川さん(提供写真)】

 6月に大阪府で開かれた「関西選手権水泳競技大会」(近畿水泳連盟)のアーティスティックスイミング(AS)の部で、三重県名張市の桔梗が丘小3年、細川萌々子さん(9)が銅メダルを獲得した。鈴鹿市の小学2年、小川夏奈さん(8)とデュエットで挑戦し、息の合った演技を見せた。

 以前「シンクロナイズドスイミング」と呼ばれていたASは、水中で音楽に合わせて体を動かし、表現力や芸術性を競う水泳競技。2人が出場した10歳以下の部には、関西以外の県も含むクラブから9ペアが参加した。

 幼少期から水泳を続ける兄を見てきた細川さんは、6年ほど前からイトマンスイミングスクール名張校(名張市黒田)に通い始めた。ASを始めたのは半年ほど前で、オリンピックで活躍する乾友紀子選手の演技に魅了され、スクールと並行して県内唯一のASクラブ「みえA・S・C」まで通うようになった。

 大会に向けては、音楽とともに陸上で動きを合わせる練習法「ランドリル」で、手の動きや目線を何度も確認した。水中で互いの足を合わせて選手を水上に持ち上げる「リフト」は、練習のかいあって本番でも成功。「できなかった技ができるようになるとうれしい」と2人。細川さんは「いっぱい練習したことを大会でも頑張れた」と笑い、小川さんは「3位でメダルをもらえてうれしかった」と喜んだ。

2022年7月16日付823号4面から

- Advertisement -