【本番用の衣装で練習に励むクラブのメンバーら=名張市蔵持町里で】

 結成46年を数える「名張健康体操クラブ」が、6月8日午前10時から武道交流館いきいき(三重県名張市蔵持町里)で45周年記念の講習会を開く。入場無料。この2年余りは新型コロナの影響で対外的な活動ができず、昨年予定していた節目の講習会もようやく1年遅れで実現する。

 今回は、NPO法人「リズム体操研究会」会長の河野三千代さん、同会講師の濱田百合子さんの2人を迎えた講習。例年実施している、一般来場者の講習体験はできないが、指導の模様や演技発表の様子は観覧することができる。

 結成の8年後から同クラブを定期的に指導しているという河野さんは「名張は輪を大切にする意識の高いチーム。今年のプログラム『糸』は難易度が高いが、皆で力を合わせて完成できた」と信頼を寄せる。

 同クラブが取り組んでいるリズム体操は、音楽に合わせた振り付けで体に無理なく負荷をかけ、心身の健康を整えるもの。その時々の体調によって自分なりに調節ができ、長く続けやすいため、在籍年数の長いメンバーが多い。続けることで同年代の人より姿勢は良い、けがの治りが早いなど、変化を感じているそうだ。

 実行委員長の藤田光代さんは「動くことが楽しいという気持ちとメンバーの一体感を表現している。たくさんの人に成果を見てほしい」と来場を呼び掛けている。

 同クラブでは入会も随時受け付けている。

 問い合わせは藤田さん(0595・63・5139)まで。

2022年5月28日付820号21面から

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