【ぜんまい時計の中を覗く園児たち=伊賀市上野魚町で】

 6月10日の「時の記念日」を前に、三重県伊賀市上野魚町の「広井時計眼鏡店」で3日、桃青の丘幼稚園(同市上野丸之内)年長の園児28人が時計の仕組みや歴史に触れ、時間の大切さを学んだ。

 地域の幼稚園や保育園の児童らに、小さいころから時間について興味を持ってもらおうと、50年以上前から続けている取り組み。新型コロナウイルスの影響でしばらく休止していたが、3年ぶりに再開した。

 この日は、同店の廣井祥子さん(40)が、砂時計やからくり時計を動かしながら仕組みや種類を説明。ぜんまい時計の中を見せて「歯車が動いているのが見えるかな」と問い掛けると、参加した園児から「見えた」「かっこいい」などと声が上がった。

 廣井さんは「これを機に時計への興味を深め、二度と戻すことのできない時間を大切に過ごしてもらいたい」と話した。

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