【田植えに取り組む児童ら=名張市薦生で】

 地域住民と触れ合いながら米作りを学ぶ三重県名張市立薦原小学校(薦生)の5年生が5月9日、水を張った学校近くの田んぼ(約300平方メートル)で田植えを体験した。

 同小は国連教育科学文化機関(ユネスコ)が認定する「ユネスコスクール」として、「持続可能な開発のための教育(ESD)」に取り組んでおり、体験はその一環。

 この日は児童15人が参加し、毎年講師を務める地域ボランティアの松並昭男さん(73)から説明を受け、裸足で水田に入って横並び一列に。昔ながらに手を使い、次々とコシヒカリの苗を植えていった。

 田んぼの一部では、「2022コモ小」の文字やおにぎりなどの図を表現する「稲アート」にも挑戦した。

 初めて田植えを体験したという片山真心さんは「オタマジャクシやアメンボがいた。田んぼはぬるっとして冷たかったけど、植えてみたら面白かった。収穫が楽しみ」と話していた。

 今後は6月に田んぼの生き物調べ、7月にかかしづくり、9月に稲刈り、10月におにぎりづくりの体験をする予定だという。

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