【早朝から体操に取り組む「桔梗が丘体操会」のメンバーら=名張市桔梗が丘3で】

 三重県名張市は4月6日、ラジオ体操など通じて長年にわたり地域の健康づくりに尽力したとして、発足から20年を迎える「桔梗が丘体操会」に感謝状を贈呈した。

亀井市長から感謝状を受け取る小坂代表(左)=同

 同会は2003年5月に活動を開始。毎年3月から11月までの9か月間、年間約270日間にわたって、桔梗が丘小学校(桔梗が丘3)の運動場に毎朝午前6時30分に集まり、約20分間の体操に取り組む。夏休みには、地元の子どもたちも参加している。17年には延べ参加人数が10万人となったのを受け、市民が驚く成果を市が表彰する「あれっこわい認定制度」の第5号に認定された。

 この日は早朝から、亀井利克市長も体操に参加。集まった約50人は、灰色のラジカセから流れる音楽に合わせ、上半身を左右にねじったり、屈伸したりと、体をほぐした。

 体操後、亀井市長は「地域住民の健康づくりや安否確認など、果たしてこられた役割は大きい。これからも地域の模範として続けて頂きたい」と述べ、小坂雄宏代表(85)に感謝状を手渡した。小坂代表は「まだ折り返し地点。20年、30年と、これからも続けていきたい」と話していた。

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