三重県名張市に近年移住した40歳以上が対象の交流会が3月22日、市役所で開かれた。男女7人が参加し、議場など庁舎内の見学後、移住してみての感想などを交わした。
移住したもののコロナ禍で出会いの機会が少なくなっているとの声を受け、市地域活力創生室が企画。過去にも移住者交流会は開いていたが、年代を区切っての開催は初の試みという。
参加者からは、名張への移住の決め手として「自然があり、街もある」「利便性が高い」などの声があがった。その一方で「空き家が増え、寂れているように感じる」「良いところなので、もっと活気が出れば」といった声も聞かれた。
その後、これまでに名張で参加したイベントや、桜並木や湧き水といった魅力を感じたスポットなどを紹介し合って交流を深めていた。
1年前に静岡県函南町から移住し、夫婦で交流会に参加した同市百合が丘西の上田和代さん(63)は「子育て世代じゃないと、どうしても交流が少なくなってしまう。今日は知らなかった情報を知ることができ、新たなつながりもできて良かった」と話していた。
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