【作品を紹介する森本さん=名張市鴻之台で】

 「とにかくいろんなものを手作りするのが好き」。三重県名張市さつき台1番町の森本敦子さん(60)が生み出すのは、布バッグやピアスなどのアクセサリーの数々。子どものころから母に習って作り続け、3年ほど前からは地元のイベントなどで販売もしている。

 母ツタ子さん(94)の影響で、昔から布小物などの雑貨を作るのが好きで、20歳ごろからは編み物にもはまって作ってきた。子育てが一段落してからは帆布のトートバッグや口金バッグ、ピアス、イアリングなどを作ってきた。5年ほど前、知人の家族がフリーマーケットアプリで手作り品を販売していると聞いて興味を持ち、自身も販売を始めた。

 また、余った端切れと蜜ろうを使った「エコラップ」も作っていて、環境にも配慮していると評判だという。

 3月6日にはプラント伊賀店(伊賀市ゆめが丘1)で開かれる「手づくり市&フリーマーケットいがコミ」に「Anon(アノン)」の屋号で出店予定。今回はツタ子さんがちりめん布で作ったネコのぬいぐるみや、鮮やかな吊るし飾りも並ぶといい、森本さんは「これからも布を使った新しい作品に挑戦したい。世界に一つだけの品を、ぜひ手に取って頂けたら」と話した。イベントは午前10時から午後4時まで。

2022年2月26日付814号3面から

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