【合唱するサークルのメンバー=名張市蔵持町原出で】

 合唱やリズム体操などを楽しむ名張市の「サロンソーレ(太陽)」は、このほど10周年を迎えた。三重県名張市の蔵持地区に住む70代から90代のメンバー約30人が、原出公民館(蔵持町原出)で「健康で生き生きと」活動を楽しんでいる。

 同サークルは地域交流を目的に、2011年に発足。30年以上小学校で教員をしていた森山纓子さんが講師を務め、第2金曜の午後1時半から同3時まで集まっている。昨年は新型コロナの影響で活動を自粛していたが、秋から再開した。

 森山さんのピアノ演奏に合わせ、「ジングルベル」「赤とんぼ」など季節に沿った歌を合唱する他、四字熟語やことわざの勉強もする。合唱の後は、談笑を交えながら歌詞に込められた思いを聞くそうで、「歌詞の意味を考えて歌うと、表現が深くなる」とメンバーたち。

 また、「蔵持まちの保健室」によるリズム体操の指導や、間違い探しなどの脳トレ、健康に関する話などもあるという。

 代表の冨増博子さん(70)は「和気あいあいとした雰囲気だからこそ、10年も続けてこられた。交流の場として今後も活動を続けていければ」と話した。

2022年1月15日付811号2面から

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