【 表彰式でメダルを手にする杉本君(本人提供)】

 8月にロシアで開かれたスポーツクライミングのユース世界選手権で、三重県名張市立北中学校3年の杉本侑翼君(15)(同市西田原)が、高さ15メートルの壁を登る速さを争う種目「スピード」の男子ユースB(2006、07年生まれ)クラスで3位入賞を果たした。惜しくも敗れた準決勝では自己ベストに迫る6秒63のタイムをマークするなど、初の国際大会を終え手応えを感じている。

 今春、世代別日本記録を更新してユース日本選手権を制し、世界選手権への出場が決まった。同クラスにエントリーした35人が予選2回の記録で16人に絞られ、2人ずつ対戦する決勝トーナメントへ。予選を4位で通過した杉本君は、優勝したロシアの選手に準決勝で敗れたものの、3位決定戦を制し、目標としていた表彰台に上がった。

 「国内では目標とされる緊張感があるけれど、世界に出れば挑戦者。腕試しのつもりで気楽に臨めた」という杉本君は「決勝トーナメントでは6秒台の記録が安定して出せた。1本1本、意味を持って登ることができた」と振り返る。元々取り組んでいた、完登した課題数を競う「ボルダリング」、登れた高さを競う「リード」を含めたスポーツクライミング3種目それぞれを磨き、2028年のロサンゼルス五輪を見据えているそうだ。

2021年10月9日付805号10面から