【「社会福祉法人悠和会」の杉本太朗理事長】

 四日市市、桑名市、菰野町で特別養護老人ホーム、高齢者や障がい者の在宅介護支援、内科クリニックなどの事業を運営する「社会福祉法人悠和会」の杉本太朗理事長(48)は、「利用者さまにより良いサービスをするのは当然、そのために大事なのはプライべートも含め社員を大切にすることなんです」と話す。

一人ひとりに合わせた働きやすい環境づくり

 職員が公私ともに充実している――。良いサービスを提供するためには働く人が笑顔でいる環境が必要、そのために杉本理事長を中心にグループ全体で取り組む。

 「助け合いはもちろん、きっちりとした労働条件を整えることは徹底しています」、労務部門には社会保険労務士を置き、労働基準法に準拠した労務管理を徹底しているそうだ。「もっと働きたい」「子育てとのバランスを考えたい」などそれぞれの家庭環境などを理解し、働きやすい環境を整えている。

 制度だけでなく、コミュニケーションも重視。「ちょっと、あの人、最近元気ないなと思ったら、どうしたの?と声をかける。そんな雰囲気作りに各事業所の管理者が頑張ってくれています」と杉本理事長。人と人のサービスを提供する、それは利用者と社員の関係だけでなく、社員同士の間でも重要と「運動会に参観日、旅行にライブ、家族との時間、好きなことを楽しむ、社員にはその時間も大切にしてほしいです」、見学にきた人が「皆さん、明るくて楽しそう」と笑顔で話すこともあるという。

 グループ内では現在、20代から70代までが働く。「入社してくるからには定年までいてほしい」、あらゆるニーズ、そしてこれからも需要が高まることが予想される福祉に対応できるスペシャルリストを育てるため。一度入社したら定着率が高く、離職するスタッフはほとんどいないという。

 事業所にはこれまでの福祉や医療の雰囲気とは違い、カフェのような内装を施した建物も。見学に来た人が「え、ここなんですか」と驚くほど、業界のイメージを打破したものは、働く人も楽しく明るい気持ちでいてほしいという思いを形にしたものだ。

 グループで働いていることを誇りに思ってもらいたい、そのための工夫は惜しまない。また、独立した職員もこれまでにいたが、グループ内にあるコンサルティング会社でサポートするなどし応援してきた。「独立した人が奮闘する姿を見るのはとてもうれしいんですよ」とほほ笑む杉本理事長。「悠和会グループで働けていいねと言っていただけたら本当に素晴らしい。職員を見ていると、私も混ぜてと言いたくなるくらい楽しんでいるのがうれしいですね」と笑顔で語った。

グループの施設