【鈴鹿サーキットであったスーパーFJのレースに臨む三島さん(本人提供)】

 世界で活躍するレーシングドライバーを育成する三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットレーシングスクール・フォーミュラのスカラシップ(奨学制度)選考会に、名張市つつじが丘北の近畿大法学部3年、三島優輝さん(20)が挑戦している。選出されれば、来年からホンダ所属の育成ドライバーとしてフォーミュラーカーレースの公式戦に出場でき、F1参戦の夢も近付く。

選考会への意気込みを語る三島さん=名張市役所で

 三島さんは今年3月、元F1ドライバーの佐藤琢磨選手らを輩出してきた同スクールに入校。養成課程で運転技術を磨き、選考会に臨む6人に選ばれた。選考会は9月7日から始まっており、11月25日までの計6日間、テスト走行で成績を競う。

 三島さんは7歳からカートレースを始め、17歳で全日本カート選手権で優勝を経験。18歳からは、市販車をベースにしたマシンを使う耐久レースなどにも出場してきた。現在は、最高速度が時速230キロにも達するフォーミュラーカーを使用する日本のレースカテゴリー「スーパーFJ」に参戦している。

 9月16日に亀井利克市長を表敬訪問した三島さんは「選考会を1位で通過できるよう頑張る。限界を決めずにチャレンジしていきたい」と意気込んだ。

2021年9月25日付804号4面から

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