【作品を手に来場を呼び掛ける浅井さん=伊賀市上野恵美須町で】

 三重県伊賀市上野愛宕町の自宅で着付け教室を開く浅井佐代子さん(63)による帯結びの作品展「浴衣の帯結び展」が、同市上野恵美須町の百五銀行上野支店で8月6日まで開かれている。観覧自由。

 茶道や生け花など幅広く習い事に挑戦してきた浅井さんが、着付けを始めたのが約40年前。その2年後から教室を開くなど魅力を広げる活動にも力を入れてきた。結婚式や地域の祭りで着付けの依頼を受ける中、「もっと多くの人に作品を見てもらいたい」と自身の技術向上も兼ね、約10年前から市内でオリジナル帯結びの展示を始めた。

 会場には、ヒマワリやアサガオなど花をイメージした作品を中心に、オリンピックに合わせ、メダルの形を模した金や銀の帯結びなど14点が並ぶ。作品には帯締めや飾りひもも使用され、ひだの作り方や色の組み合わせによって「作品は無限大」と笑う。

 浅井さんは「コロナの影響で祭りが中止になり、浴衣を着る機会も減っている。展示を見て少しでも夏気分を味わってほしい」と来場を呼び掛けた。

 展示は平日の午前9時から午後3時まで。

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