【寄贈した絵本を手にする西出会長(左)と上野商議所職員=伊賀市四十九町で】

 子どもたちにお金の役割や歴史、価値などを学んでもらおうと、日本商工会議所青年部が企画・編集した絵本「おかねってなぁに?」(40ページ)を、三重県伊賀市の上野商工会議所青年部が7月26日、同市へ30冊寄贈した。市内19の小学校などで役立てられる予定。

 「日本資本主義の父」とも呼ばれ、新1万円紙幣の肖像に採用された実業家・渋沢栄一(1840-1931)の考え方などをまとめた内容で、貨幣の歴史や役割、人の役に立つお金の使い方などを分かりやすく解説し、渋沢の玄孫・澁澤健さんが監修を務めた。今春完成した絵本を、全国にある各商議所から地元自治体に寄贈している。

 寄贈を終え、市からの感謝状を受け取った上野商議所青年部の西出裕貴会長は「キャッシュレス化が進み、お金本来の価値が分かりにくくなっている今だからこそ、次世代を担う子どもたちには、お金の歴史や、お金が人のために役立てられることを知ってほしい」と希望を込めて話した。