【防具服を着用し爆発物に見立てたバッグを処理する機動隊員=名張市平尾で】

 三重県名張市平尾の近鉄名張駅で7月19日、駅構内で爆発物とみられる不審物が見つかったと想定したテロ対策合同訓練があった。駅員や名張署員、県警の機動隊員ら約20人が参加し、対応手順を確認した。

不審物の検索訓練の様子=同

 合同訓練は、管内の23事業所・団体でつくる「テロ対策名張・青山地区パートナーシップ」として実施。今回は、テロの未然防止などに取り組む「みテますキープ制度」のモデル事業所に、同駅が名張郵便局から引き継ぎを受けたのに合わせて行われた。

 この日は、不審者が爆発物の入ったかばんを駅のホームに置いて立ち去ったと想定。駅員が利用客を避難させて警察に通報し、防護服姿の機動隊員がアーム型の機材でかばんを回収するまでの手順を確認した。

 この他、同駅の上嶋章浩助役が駅構内を巡回し、公衆電話の下やホームの柱の裏などに署員が隠した爆発物に似せた箱や筒を探し出す検索訓練もあった。

 同署の樋口弘道署長は講評で「慌てることなく対応され、普段から警戒活動に取り組まれている様子が伺えた」と述べ、辻本敬也駅長は「五輪や国体などを控える中、大変意義があった。『何かあるのでは』という考えを常に頭の中に置き、テロに向き合っていかなければならない」と話した。